【GX-570レビュー】台車付きゲーミング座椅子|開封から組み立てまでBauhutte GX570レビュー

2020年から長いこと椅子に座る機会が増えて長時間座るのがしんどくなってきたのですが、普通のチェアは選択肢が多いものの座椅子は全然無い・・・

おまけに普通のデスクと同じく車輪がついたものが全然見つからず、最近になってやっとBauhutteのGX-570を見つけやっと導入出来たので、数少ない車輪付き座椅子の情報を残せたらと思います。

導入:車輪付き座椅子自作と失敗

車輪付きの座椅子無さすぎ

台車、というかローラーがついた座椅子がこの世になさすぎだとは思いませんか?

自分が座ったあと、キーボードに近づけるために椅子を寄せますよね?普通の事務机は皆車輪が付いているのに、座椅子はいちいち引きずらないといけないんでしょうか?

ちなみに私も最近まで座るたびに引きずってましたが、カーペットが摩耗してチクチクしてきたので車輪を導入することにしました。

車輪付き座椅子を自作するも挫折

そこで写真のような座椅子を自作しました。タイヤ運搬用の台車に旅館にありそうな座椅子をアロンアルファで接着し、クッションと座椅子の間には滑り止めシートを挟みました。ちなみに自作座椅子以前はナカバヤシの座椅子を使っていました。

車輪付き座椅子を自作して、席から離れる時に座椅子を引きずらずに済んだんですが。

・・・座り心地が悪い

前より疲れやすくなりました。本末転倒です。

車輪付きにしたのでクッションを増やしすぎると座面が高くなってローデスクと膝がぶつかってしまうし、増やしたところで尻ばかり沈んで太ももが圧迫され、猫背にもなりやすいようになってしまったのやむなく代わりを探すことにしました。

そんな中で見つけたのがBauhutteのゲーミング座椅子でした。

車輪付きの座椅子の存在意義は個人的に非常に大きく感じているんですが、市場にあまりにも少ないのでレビューしていこうと思います。

開封

Amazonで買ったので大きな荷物でも注文から2日で届きました。ありがとうヤマトさん。

ちなみに宅急便ではなくヤマト便で届きます。メンバーズでも配達場所日時の後からの変更はできないので注意してください。

中身

デスク秘密基地計画と書かれた巨大なダンボール。こういう明朝体で書かれるともうエヴァしか思いつかないです。

中を開けるとこんな感じでひとつひとつ丁寧に梱包されていました。

段ボールから取り出すときの注意点として、アームレストは予想以上に重いので注意して持つようにしてください。肘置きの方を持つのがおすすめです。

袋から出した様子 内容物は写真の通りです。

初期傷もほぼ無しで優秀

この手の組み立て家具系は結構初期傷が多かったりステッチのほつれが目立ったりするものを引いちゃったりするのですが、ほとんど傷もほつれもなく品質は良かったです。

あえて目立ったと箇所としてはアームレストに一箇所初期傷があったり、ヘッドレストのほつれがあったくらいで、メインの椅子のほつれや綿のずれなどはありませんでした。

初期傷はアームレストのこの1箇所だけでした。優秀です。
ヘッドレストのほつれもここだけでした。
背もたれ調整のレバーには傷防止と思われる発泡スチロールが包まれていたり、梱包は思いの外しっかりしていました。

組み立て

アームレスト取り付け

早速組み立てていきます。まずはアームレストから。

背もたれを先につけてしまうと、重くなってアームレストの取り付けが大変になってしまいます。

座面の裏側。車輪をつける穴とアームレスト取り付け用のネジ穴が見えます。

アームレスト取り付け時のコツなんですが、持ちながらネジを締めていると腕がなかなかしんどいので、1本ネジ穴に入ったところで付属しているヘッドレストとランバーサポートを台にして高さを合わせながら締めるとやりやすかったです。

車輪取り付け

次に車輪を取り付けます。車輪は座面裏側の両端の穴に車輪を挿すだけで完了です。ネジで締める必要はありません。

背もたれ取り付け

背もたれを取り付けます。ネジ穴は2つあって、下の方のネジ穴に1つ浅く取り付けたら上の方を取り付けます。

下の方の穴が縦長に広く取られているので、取り付け誤差を下の方の穴で埋めてるのだと思います。

背もたれのネジを締め終わった様子・・・といきたかったのですが、右側の下のネジが背もたれのネジ穴と位置が横方向に合わず苦戦しました。

結果、無理やり締めてなんとかなりましたが、誤差が大きく組み立てられない場合は、その時点で返品手続きをしましょう。Amazonなら経験則的ですが理由があれば開封後でも確実に受理されます。

カバー取り付け

カバーを取り付けます。取り付け用のネジが短いのでカバーをつけながらネジ穴を当てるのは結構シビアです。

完成した全体像です。

座椅子なのでVRなどで手を振り回しても椅子に手がぶつかることは無いです。

座り心地

座面のクッションは満足

ポケットコイルを使用したクッションのおかげか、座りごごちはめちゃめちゃいいです。硬くなく、でもちゃんと反発してくれるのでお尻が痛くなることはないです。ただ、座面手前側すなわち太もも側の方が硬いので深く姿勢よく座ると太ももが若干圧迫される感覚があります。

後述しますが、これはバケットシートから派生した名残故なのかなと思いました。

ランバーサポートが非常に良い

ランバーサポートは背中の肩甲骨下まで持ち上げて挟んで猫背を防ぐもよし、1番下に置いたままでも深く座れば自然と猫背になりにくい姿勢に矯正してくれるので非常に助かってます。

ちなみにヘッドレストは使用者の姿勢に依りますが、個人的にはもともと背もたれにあるヘッドレストのクッションで十分だと感じました。

アームレストがあってもあぐらはかける

座椅子といえばあぐらがかけるかが重要になってきますが、アームレストを一番狭いセッティング、取り付けをしても問題なくあぐらはかけます。

写真の通り、あぐらを書いても太ももに当たることはありません。アームレストは1番狭い位置で取り付けています。

バケットシートであることが良い椅子であるわけではない

ゲーミングチェアは、車のバケットシートから来ているのは有名な話ですが、だからといってバケットシートがそのまま使えるわけではないと思ってます。

例えば、バケットシートは車がカーブするときに生じる左右方向の力(ロール) に振られないように脇部分が包まれるような形状になっていますが、これが狭すぎると身動きがしづらくなってしまいます。

その点このGX-570は脇部分は狭すぎず広く取られているので問題ありませんでした。

肩部が広くとられているので、コントローラーを手前に寄せてゲームをする際に適しています。

他にも、バケットシートはハンドルを握った状態で座る姿勢で最も快適になるよう出来ているので肩の部分も包み込むような形状になっているのですが、
この形状がバケットシート同様であると肩を広げにくくなってしまいます。

この点もGX-570は他のGXシリーズよりも肩部分が広く取られているので違和感なく座り続けることが出来ます。

本題なのですが、バケットシートに限らず車の椅子は座高を稼げないのでお尻を深く沈ませて太ももがお尻より高くなる椅子がありますが、これを作業椅子でも踏襲してしまうと太ももを圧迫してしまうデメリットも引き継いでしまうので適切でないです。

GX-570の座面は、ポケットコイルが使われていて座りやすいものの、座るとお尻より太ももの方が深く沈むようになってしまっています。お尻の方が柔らかいので意図的にこうなっているのかなと思うのですが、椅子に座る姿勢としてはお尻の方が高い方が望ましいのでちょっと残念です。

ただ、正しい姿勢をとり続けていると体がしんどくなってくるので、その点GX-570は適度にくつろげる姿勢が1番快適になるように出来ているようなのでより長時間の作業に向いているのかなと思いました。

他GXシリーズとの比較

GX-570の他にもBauhutteからは車輪付きのゲーミング座椅子がラインナップされていて、私もどれにしようか迷いました。それぞれ特徴があったので比較した際の情報をまとめようと思います。

GX-530とGX-570

GX-530とGX-570の違いは座面の素材と高さ、肩のバケット部分の開き具合、あとはヘッドレストの取り付け部分です。

GX-530GX-570
座面の高さ190 mm210 mm
座面の素材モールドウレタンポケットコイル
ヘッドレスト4段調整調整機構無し(無段階)
アームレスト4D4D
肩部バケット幅狭め広め

GX-550とGX-570

GX-550とGX-570の違いは座面の素材と高さ、肩のバケット部分の開き具合、あとはヘッドレストの取り付け部分の他にランバーサポートの形状が異なります。

ランバーサポートを肩甲骨の下に敷いて猫背を防ぎたい場合はGX-550の固定方式の方が優れてます。GX-570,GX-530のランバーサポートは置きっぱなしか座ってから調節する必要があります。

座面の高さはローデスクの高さに関係してきますので、ローデスクの種類に依ってはGX-550を選ぶ必要があるかもしれません。

GX-550GX-570
座面の高さ165 mm210 mm
座面の素材モールドウレタンポケットコイル
ヘッドレスト固定調整機構無し(無段階)
アームレスト3D4D
肩部バケット幅狭め広め
ランバーサポート無段階調整チェアと別体

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